リチウム電池は郵便局で送れる?国内、海外に送る時の注意点

リチウム電池ってなに? 海外へ発送
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とある会社員
とある会社員

国際小包でアメリカに送りたいんですが

ぽにさん
ぽにさん

内容品にリチウム電池は入っていませんか?

とある会社員
とある会社員

リチウム電池ってなんですか?

こんにちは!元郵便局員のぽにさんです。

海外限らず、国内でも荷物を出すとき、「リチウム電池」の有無を聞かれることがあります。

リチウム電池と言われてイメージできますか?

「普通の電池と違うの?」

「特殊な電池かな?」

とある会社員
とある会社員

よくわからないけど、大丈夫だろう

その考え、危険です!

なぜリチウム電池の有無を聞かれるのか。

それは、リチウム電池が航空危険物に該当する場合があるからです。

リチウム電池は環境・状態によっては、発火・爆発などの危険性があります。

飛行機の乗客の安全を守るため、内容品の確認を厳密に行なっています。

これは郵便局だけの決まりではなく、飛行機を利用するすべての運送会社が行なっています。

国際便だけでなく、国内で航空輸送される地域の場合も同様です。

知らずに航空危険物を送ってしまった場合、差出人が罰則を受けてしまう場合もあります。

しかし、「リチウム電池=送れない物」ではありません。

適切に取り扱えば、航空輸送することが可能です。

今回は郵便局から発送する方法を解説しますが、他の運送会社の場合でも、ほぼ同じ取り扱いです。

リチウム電池の種類や送り方をしっかり理解しましょう。

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リチウム電池が使われている一般的な電子機器の例

リチウム電池が、よく利用されている電子機器の一例です。

  • スマートフォン
  • ノートパソコン
  • タブレット端末
  • 電子書籍リーダー(電子ブック)
  • 携帯電子ゲーム機
  • モバイルWi-Fiルーター
  • 携帯音楽プレーヤー
  • 携帯DVDプレーヤー
  • デジタルカメラ(一眼、ミラーレス、コンデジ)
  • デジタルビデオカメラ
  • カメラ機材
  • トランシーバー
  • 腕時計
  • スマートウォッチ
  • 電子タバコ
  • ドローン など(いずれも乾電池式を除く)

これらの品物を送る時は注意が必要です。

上記以外の物でも、電池の入っている場合は、種類を確認しましょう。

しかし、電池=航空危険物(飛行機で送れない物)ではありません。

電池の種類と、航空搭載の可否についてはこちらの記事を確認してください。

リチウム電池の場合は、特に注意して送るようにしましょう。

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リチウム電池の種類

リチウム電池は、種類によって取り扱いが変わります。

まずは、リチウム電池の種類について理解しましょう。

リチウム電池は、小型ながらエネルギーを大量に出力できる電池です。

現在では広く普及し、電子機器や家電製品などに使用されています。

リチウム電池の種類は、イオンと金属の2種類に分けられ、さらにそれぞれ単電池と組電池に分けられます。

それぞれの特徴について確認しましょう。

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池は、スマートフォンやノートパソコンなどに利用されています。

一般的に充電可能な電池です。

電池に写真のマークがあればリチウムイオン電池になります。

「リチウムポリマー電池」や「リチウム二次電池」もリチウムイオン電池に含まれます。

また、似た種類に「ニカド電池」「ニッケル水素電池」があります。

ニカド電池とニッケル水素電池は、航空危険物ではありません。
※密閉型(市販の一般的な乾電池)の新品場合

充電式の電池でメジャーなeneloopは、ニッケル水素電池になります。

リチウム金属電池

リチウム金属電池は、腕時計やカメラなどに利用されています。

一般的に充電不可の電池です。

「リチウム一次電池」もリチウム金属電池に含まれます。

単電池

単電池とは、+とーが上下(表裏)別々の位置にあるのが特徴です。

単3電池というとイメージしやすいですね。

一般的な乾電池のような円柱型、ボタン・コイン型などが該当します。

組電池

組電池は、2つ以上の同種類の単電池が組み込まれたもので、+とーが上下(表裏)同一面にあるのが特徴です。

パソコンやスマホのバッテリーや、モバイルバッテリーが該当します。

リチウム電池の種類によって、送ることができる数量などが変わります。

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リチウム電池の送付方法

リチウム電池を送る場合、前項の種類を確認の上、適正に梱包して送る必要があります。

国内便、国際便で一度に送れる個数などが違うため、それぞれ解説します。

国内便のリチウム電池の取り扱い

リチウム電池を含む荷物を、航空搭載地域に送る場合、必ずゆうパックで差し出してください。

陸送でよければ、レターパックなどでも送ることが可能です。
※配達日数が1〜4日程度遅れる場合があります。

リチウム電池単体では送ることが出来ないため、機器に組み込んである状態または、同梱して送る必要があります。

荷物の重さが5kg以内の場合、航空搭載できるケースが多いです。

電池の種類の確認と、ワット時定格値やリチウム含有量を調べる必要があります。
※市販の機器は、規格内のものが多いです。

詳しくは日本郵便のホームページで確認してください。

条件を確認し送付可能な場合、次のリチウム電池マークに必要事項を記入し、荷物に貼り付けてください。
※国内に送るゆうパックにのみ利用可能

日本郵便のホームページからダウンロードできます。

リチウム電池が入っていますが、条件を満たしているので、航空輸送できますという表示になります。

国際便のリチウム電池の取り扱い

国際便の場合、以下の4つの条件を全てクリアする必要があります。

①機器に取り付け又は機器に内蔵されていること

②リチウムの内容量又はワット時定格値等が一定限度内であること

③リチウム電池の数量制限(単電池の場合は4個、組電池の場合は2個)の範囲内であること

④リチウム電池の輸入を制限していない国・地域宛て等に差し出すこと

国内便と違い、必ず機器に内蔵されている必要があります。

詳しくは日本郵便のホームページで確認してください。

リチウム電池の適正な取り扱いをし、安心安全に荷物を送りましょう。

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