掃除も終わったし、夕飯の買い出しに行ってこようかしら
〜1時間後〜
帰ってきたら不在票が(T-T)
さっきまで家にいたのに!タイミング悪い〜
ちょっと外出した間に・・・
掃除をしていて気づかなかった・・・
子供の世話で手が離せない時に・・・
ちょっと留守にした時に限って荷物が届くことがあります。
再配達依頼をすればまた配達してくれますが、また配達されるのを待つのも面倒だし、すぐに必要なものだと困ります。
そこで最近では、不在時でも荷物が受け取れるように「宅配ボックス」が普及してきています。
「置き配」という言葉もよく聞くようになりました。
しかし宅配ボックスを玄関前に置いているのに不在票が入っていた。
そんな経験のある方もいるのではないでしょうか?
何で宅配ボックスに届けてくれないの?
郵便局、クロネコヤマト、佐川急便など各運送会社は、国土交通省の「標準宅配便運送約款」に基づいて配達の基準(ルール)が決められています。
各運送会社は「宅配ボックス」「置き配」に対応していますが、正しい依頼方法や取り扱いをしないと、宅配ボックス等への配達を行うことができません。
今回はこのような方におすすめの記事です!
郵便ポストを検討している方はこちらの記事を参考にしてください。
荷物受け取り時のストレスをなくし、快適な生活を手に入れましょう!!
郵便局で「宅配ボックス」「置き配」へ配達してもらう方法
前提として、置き配希望の場合は、表札を出しておく事をおすすめします。
ルール上必須ではないですが、表札があれば、配達の際に表札で氏名の確認が取れるので安心です。
郵便局の場合独自の住所録があり、居住者の確認を行なっている為、無くても配達可能な場合が多いです。
しかし、他の運送会社の場合、表札がないと配達できない場合があるので、出来る限り表示しておきましょう。
宅配ボックスへ配達してもらうには
2024年7月12日より取り扱いが変わり、宅配ボックスなどを設置してあれば、申請など不要で宅配ボックスへ配達してくれるようになりました。
以前は「指定場所配達に関する依頼書」を提出する必要がありました。
今回の改正により、宅配ボックスがより使いやすくなります。
物置や車庫などへ置き配してもらうには
置き配とは物置や車庫、ガスメーターなど、指定した場所に荷物を置いて行ってもらう方法です。
宅配ボックスなどがない場合は置き配を利用しましょう。
郵便局で置き配をしてもらうには3つの方法があります。
上記の方法で、不在の場合でも、荷物を受け取ることが可能になります。
宅配ボックスの設定を検討されている方は、2つ目の置き配バッグ「OKIPPA」がおすすめです。
では一つずつ説明していきます。
指定場所配達に関する依頼書を提出
「指定場所配達に関する依頼書」は郵便局のホームページから提出を行います。
※ネット環境がない場合は、直接郵便局で提出も可能です。
依頼書を提出することで、車庫や物置等に配達してくれるようになります。
指定場所についてはわかりやすいように、詳細に記入してください。
また指定する場所は、以下の条件を満たす場所で利用可能です。
・受取人の住所または居所と同一建物内または同一構内であること
・郵便物等が外部から容易に分からず、事故のおそれがないこと(宅配ボックス等の設置もこれに当たります)
・降雨等により、郵便物等が汚損するおそれがない等、郵便物等を安全に保管できること
盗難や雨などで汚れたりしないように、条件を満たす場所を指定してください。
条件を満たしていない場合、置き配を行うことができないので注意しましょう!
置き配バッグ「OKIPPA」を利用する
「OKIPPA」→そのまま「オキッパ」と読みます。
宅配ボックスのバッグ版です。
OKIPPAを使えば、先程の「指定場所配達に関する依頼書」を郵便局に出さなくても、不在時はOKIPPAに配達してくれます。
取り付け工事も不要で、玄関の取手などに簡単に設置ができる上、大きい荷物も入れることができます。
普段は折り畳んでコンパクトにできるので、アパートなど宅配ボックスを設置するスペースがない方にもおすすめ!!
郵便局に依頼書を出さなくていいので、設置してすぐに置き配に対応できます。
OKIPPAの詳細については後ほど解説します。
荷物の住所欄に不在時の取り扱いを記入する
荷物の受取人の住所欄に「不在時は宅配ボックスへ」などと記入することで、宅配ボックスへの配達が可能になります。
この取り扱いは規定に定められている方法ではないので、間違いなく届けられるわけではないです。
しかし、受取人の指示によるものと考えられるため、宅配ボックスへ配達を行うことが多いと思います。
宅配ボックスの設置状況や車庫や物置へなどの場合は、場所によって対応できない場合もあるため、先に書いた「指定場所配達に関する依頼書」を提出しましょう。
最近ではAmazonで購入するときに、宅配ボックスや車庫など事前に指定できるようになっています。
この取り扱いは、Amazonや楽天などの企業が各運送会社と独自に契約を結んでいるため、個人間のやり取りで行うことはできません。
置き配指定で自宅にあった場所を選択可能です。
盗難されないよう外から見えない場所や、雨などに濡れない場所を選ぶようにしましょう。
置き配が可能な荷物、郵便物の種類
全ての荷物、郵便物が置き配の対象ではありません。
上記の取り扱いをしても、置き配等ができないものもあるので確認しましょう。
置き配対象外の郵便物等
・新特急郵便
・現金書留
・配達証明
・特別送達
・本人限定受取
・返信依頼郵便
・保冷、生ものを内容とする物
・代引きや着払いの支払を要する郵便物等
・受取通知または保険付とする国際郵便物
・税付郵便物
以上のものは、置き配や宅配ボックスへの配達を行うことができないので注意しましょう。
また、次のものは施錠ができ、受領証発行機能を備えていて、アンカー等で躯体等に固定されている宅配ボックスの場合のみ、配達が可能です。
条件付きで置き配が可能なもの
・一般書留
・簡易書留
・レターパックプラス
・国際書留
・セキュリティゆうパック
置き配ボックス「OKIPPA(オキッパ)」とは
OKIPPAはウチでも使っていますが、かなり便利です。
OKIPPAを設置してから、再配達を依頼することがほとんどなく、快適に荷物を受け取ることができています。
この記事を書いている今日も荷物が届いていました。
急きょ実家に行くことになり、不在にしていました。
リードに繋がれた犬みたいになってます。
大人しく待っていてくれました!
中身はこちら
楽天スーパーセールで購入したオムツ!
無くなりそうだったので、受け取れて助かりました!!
実際に使っていて感じるメリットはこちらです。
- 郵便局に「指定場所配達に関する依頼書」を出さなくても置き配をしてくれる
- 未使用時は折り畳めてコンパクトにできる
- 撥水加工生地なので中が濡れにくい(完全防水ではない)
- 大容量(57ℓ)
- ワイヤーで施錠するので盗難防止できる
まず郵便局に「指定場所配達に関する依頼書」を提出しなくても置き配してくれます。
OKIPPA以外の宅配ボックスの場合、この依頼書を出さないと、宅配ボックスへ届けてくれません。
OKIPPAのみの特典です。
次に未使用時はコンパクトに畳んで置けるのもバッグ版の特徴です。
宅配ボックスには様々なタイプがありますが、BOXタイプだと場所をかなり取ってしまいます。
大容量な物だと置く場所を考えなくてはいけません。
組み立てが必要だったり、盗難防止のため設置工事が必要な物もありますね。
アパートだとさらに悩みます。通路に大きいものを置くことはできません。
その分バッグタイプは、普段全く気になりません。
未使用時はこんな感じで玄関に置いています。
もう2年ほど使っているので、色褪せてきました(笑)
色は褪せても、生地は丈夫なので全く問題なしです。
まだまだ現役で使えそうです。
OKIPPAを購入するとワイヤーや南京錠などがセットで届きます。
取り付けも簡単なんで届いてすぐ使うことができます。
これで不在票の悩みから解消されますね。
他の柄もあるので、ぜひ自宅のデザインなどに合わせて選んでください。
各社「置き配」はしてくれるのか|なぜ宅配ボックスに届けてくれないの?
各運送会社は置き配や宅配ボックスへ配達することは可能です。
しかし、宅配ボックスを家の前に設置しただけでは、宅配ボックスへの配達はできません。
宅配ボックスへお届けできなかった理由は複数考えられます。
- 食品や着払いの荷物など、そもそも置き配できない荷物である
- 「指定場所配達に関する依頼書」が提出されていない(郵便局のみ)
- 受領確認が可能など、宅配ボックスの基準に満たない(クロネコヤマト)
- 受取人による指示が確認できない
- 表札がない
この他にも様々な理由が考えられます。
「簡易的な宅配ボックスだけど置き配してくれた」や「宅配ボックスを置いただけで何も手続きはいらない」などの声もありますが、それは配達員の考えで配達を行なったものです。
受け取れた側はありがたいですが、各社のルールを確認すると、本来配達できないケースが多いのです。
各運送会社は国土交通省の「標準宅配便運送約款」に基づいて配達の基準(ルール)が決められています。
これは、間違いなく受取人に荷物を届けるために、取り扱いにかかるトラブルを避けるために明記されているものです。
「玄関先に置いてもらっていいから」という希望もありますが、対面で住所氏名の確認が取れない場合、違う家に配達してしまう可能性や、置いてきたのに盗難に遭ってしまうことも考えられます。
大切な荷物だからこそ、取り扱いを明記し、正確に配達する必要があります。
標準宅配便運送約款の「第三章|荷物の引き渡し、第十二条|荷受人等が不在の場合の措置」にはこのように記載されています。
1.当店は、荷受人又は前条に規定する者が不在のため引渡しを行えない場合は、荷受人に対し、その旨を荷物の引渡しをし ようとした日時及び当店の名称、問い合わせ先電話番号その他荷 物の引渡しに必要な事項を記載した書面(以下「不在連絡票」と いう。)によって通知した上で、営業所その他の事業所で荷物を保管します。
2. 前項の規定にかかわらず、荷受人の隣人(荷受人が共同住宅に 居住する場合はそのその管理人を含む。)の承諾を得て、その隣 人に荷受人への荷物の引渡しを委託することがあります。この場 合においては、不在連絡票に当店が荷物の引渡しを委託した隣人 の氏名を記載します。
約款によると、荷物の不在時の取り扱いは2つの方法が記載されています。
- 不在連絡票での対応
- 隣人等への委託
不在連絡票はわかりますが、意外なのが隣人へ委託も可能となっています。
でも、よっぽど顔見知りでない限り、隣人に預けられても困りますね。
標準宅配便運送約款には、宅配ボックスや置き配でのお届けについては記載されていません。
宅配ボックスなどへの配達は、各運送会社ごとに決められている為、それぞれの会社の規約に取り扱いが記載されています。
運送会社もコストなどを考えれば再配達はしたくないです。
コロナ禍で非対面での配達も求められている現代、約款のルールを守りながら、できる範囲で置き配などの取り扱いが可能になってきました。
クロネコヤマト、佐川急便で置き配してもらう方法
各社の規定を確認すると、宅配ボックスなどへの配達は「受取人の指示によるもの」という前提があります。
何も手続きをせず、宅配ボックスを設置するだけでは、対応できない場合が多いです。
荷物の住所欄に「不在時は宅配ボックス希望」と記入することで、受取人の指示があったとして、宅配ボックスへ配達してくれるケースもありますが、約款に定められている取り扱いではないため、確実な方法とは言えません。
クロネコヤマトと佐川急便の約款やホームページで置き配の取り扱いを確認してみました。
調べてみた結果・・・「よくわからん!!」
気になった点はいくつかありました。
・不在票が入った後に宅配ボックスへ依頼することができることはわかったけど、最初から宅配ボックスへ届けてほしい場合はどうしたらいいのか?
・ヤマト運輸のホームページに宅配ボックスに受領確認機能が必要と書いてある
・Amazonなどで購入した場合、宅配ボックスが利用できるけど、個人での利用方法が書いていない
ということで直接聞いてみました!
聞いた項目はこちら↓
・個人からの差し出した時、最初から不在時宅配ボックスへの配達希望できるのか?
・宅配ボックスに受領確認の機能(レシートや押印機能)は必要か?
回答は両社とも同じような回答でした。
個人で宅配ボックスを最初から利用するようにするには、住所欄に「不在時は宅配ボックス希望」と記入し、受取人の意思を表示しておくと良いでしょう。
あと表札もなるべく表示しておきましょう。
宅配ボックスは簡易的なものや自作のものでも届けてもらえた例もありますが、規定上NGです。
ヤマト運輸については受領確認機能がないといけません。
受領確認機能がついている宅配ボックス・・・めっちゃ高いんです(T-T)
ただし、OKIPPAに関しては、受領印をOKIPPAの中に入れておけば対応可能となっています。
値段が高くて場所を取る宅配ボックスを選ぶより、OKIPPAを選択した方が経済的で便利です。
まとめ
2021年9月現在だと、最初から宅配ボックスへ配達するように指示できるのは、郵便局の「指定場所配達に関する依頼書」の取り扱いのみです。
これから、置き配の取り扱いはどんどん増えてくると思います。
しかし、配送業者は荷物を正確にお届けする義務があります。
盗難や誤配達を避けるため、ルールが定められているため、その範囲内での対応になっていくでしょう。
その中で、受け取る側も置き配ができる環境を作っていく必要があると思います。
今回説明した内容をまとめます。
- 表札をつける
- 郵便局に「指定場所配達に関する依頼書」を提出する
- OKIPPAを設置する(おすすめ)
- 荷物の住所欄に「不在時は宅配ボックスへ」と記入する
※対応できない場合もあります
各社によって取り扱いが若干異なりますが、以上のことを実践することで、受け取る側も負担を減らすことが可能です。
ぜひ参考にしてください。
ご覧いただきありがとうございました!
コメント
コロナでAmazonがいわば置きっぱなしの置き配中心に移行してから正直2時間の枠ですら待つのがしんどくなっています
他社も少しずつ置き配に以降しているようですが、郵便局さんの置き配の条件はAmazonより随分ハードルが高いです 通販で売られている置き配ボックスは4000円程度ですが、Amazonが置きっぱなしにしてくれるのでそれ以外に使うことはそう多くはありません 4000円が高いか安いかですが使用頻度を考えると安くはないというのが率直なところです
依頼書を書くのも提出するのもそれほど面倒ではないかもしれませんが
「配送業者は荷物を正確にお届けする義務があります。」
それはわかるのですが、私はAmazonの置き配を相当の回数利用していますが、一度も盗難やいたずらにあったことはありません
結局置きっぱなしにして荷物がなくなったときにどうなるか(誰の責任になるか)ということだと思います
私はそれほど多忙ではありませんが、不在→再配達を繰り返し、結局送り主に返送となるよりマシだと思うのですが
最後は私の性格の問題だと思いますが、置き配に慣れてしまい2時間待つのが非常に苦痛になってしまいました
トイレにも行きにくいですし 何かをしていても集中できません
以前はAmazonの配達業者は非常に評判が悪かったのですが、置き配がデフォルトになってからは、配達業者がAmazonになることを祈っています
今回はAmazonで注文した商品(発送もAmazon)の配達が郵便局になっていたので、検索してこちらにたどり着きました 長文失礼いたしました
MEIJI 様
コメントありがとうございます。
今後置き配など、非対面での配達の需要が高くなってきます。
各社できる限り置き配に対応してほしいですね。