こんにちは!元郵便局員のぽにさんです。
メルカリで商品が売れた経験のある方はどのくらいいるでしょう?
メルカリの累計出品数は2020年12月に20億品を突破し、1秒に約5個も商品が売れて取引されています。
すごい数ですね!
「私は使わなくなったけど、まだ使えるからメルカリに出品してみよう」
「欲しいと思っていた物がこんなに安く出品されている」
自分が使わなくなった物でも、他の人が必要としていくれる。
そしてそれがお金になる。
ここがメルカリのいいところで、利用者が伸びている理由です。
しかし、これだけ利用者が多いと、当然トラブルも多く発生しています。
「商品が写真と違った」
「商品が壊れていた」
なんて中身に関するトラブルも多いですが、発送時のトラブルも多く発生しています。
経験のある方も多いのではないでしょうか?
この記事では、元郵便局員の私が実際にあった発送トラブルと、その解決法を解説します。
郵便局(ゆうゆうメルカリ便)を利用した場合の解決法となります。
事前に対策をしておくことで、スムーズで気持ちのいい取引を行いましょう。
発送トラブル①ゆうパケットで発送しようとしたけど厚さが超過
ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットは送料が200円と非常に安いため、一番利用されている発送方法です。
しかし、このゆうパケットで一番トラブルになるのが厚さの超過です。
ゆうパケットの厚さは3cm以内。
- 少し越えただけで引き受けてもらえなかった
- 家で測った時は大丈夫だったのに膨らんできてしまった
- コンビニに出したら、後で戻ってきた
すごく多いケースです。
厚さ3cmの基準を説明します。
郵便局には厚さを測るスケールがあります。
最近ではダイソーなどでも似たような商品が販売されています。
このスケールをスムーズに通ることが条件です。
途中で引っかかったり、潰しても膨らんできてしまうものはダメです。
衣類などはしっかり梱包しないと膨らんでしまうので注意が必要です。
解決策
ゆうパケットの厚さ超過によるトラブルの解決策です。
①ゆうパケット用の箱を使用する
ゆうパケットは外装に指定はありません。
箱でも封筒でも規定内の大きさであれば構いません。
しかし、先ほども説明したように、膨らんでしまう物は、封筒ではなく箱を使用することをおすすめします。
箱を利用することで膨らみにくくなります。
この箱は厚さが2.8cmです。
よく厚さ3cmの箱を見ますが、段ボールの厚さがあるので、3cmのスケールに通らない可能性があります。
その分この箱は、スケールをスムーズに通るため、実用的です。
発送に箱を使用することで、膨らみやサイズオーバーを未然に防ぐことができます。
ただし、パンパンに詰めてしまうと厚さ超過になるので注意してください。
②ゆうパケットポストを利用する
ゆうパケットポストは、メルカリとラクマで利用できるサービスです。
郵便局の窓口に行かずに、郵便ポストに投函ができるサービスです。
しかし、最大のメリットは厚さ制限がないこと。
正確に言うとおおよそ3cmという基準はありますが、ポストに投函できる厚さであれば可となります。
ポストの投函口の大きさは、ほとんどのポストが約4cmです。
なので、窓口では断られる、3cmを少し越えてしまった荷物を発送することができます。
発送トラブル②相手から届かないと連絡が来た
追跡番号で調べると「配達完了」になっているけど相手から受け取っていないと連絡が来た。
追跡番号のない普通郵便で送ったから、どこにあるか調べられない。
このように荷物が届かないトラブルも多くあります。
「配達完了」になっている場合は、相手の家族が受け取っていたケースも多いので、落ち着いて確認しましょう。
解決策【郵便局に不着申告を行う】
郵便局では荷物が届かなかった場合、不着申告を行うことで、郵便局が状況を調査してくれます。
※交通事情や相手の理由などで、配達が遅延する場合があるので、発送後5日程度は様子をみましょう。
不着申告の方法は発送方法が、ゆうゆうメルカリ便か、それ以外(レターパックや普通郵便など)で異なります。
発送方法がゆうゆうメルカリ便の場合
メルカリのアプリか、メルカリのWebサイトから問い合わせを行います。
- アプリから問い合わせる場合
- アプリ画面のマイページをタッチする
- お問い合わせ>お問い合わせ項目を選ぶ をタッチする
- 取引中の商品について>該当商品IDを選択>その他> お問い合わせする を選択する
- 画面表示に従い、お問い合わせ内容を入力する
※お取引のステータスに応じて、画面内の表記は異なる場合がございます
- Webサイトから問い合わせる場合
- 商品IDをコピーする
- マイページ >お問い合わせ>お問い合わせ項目を選ぶ の順に進む
- 発送・受取・評価について の項目を選択する
- お問い合わせ内容に、 商品IDと 調査依頼に必要な情報を入力し、送信する
発送方法がゆうゆうメルカリ便以外(レターパックや普通郵便など)の場合
郵便局に直接、調査依頼を行います。
調査依頼の方法は以下の2つです。
①日本郵便株式会社のホームページから不着申告を行い調査依頼をかける
②直接郵便局に行き、「郵便物等事故申告受付票」を提出します。
※郵便局に備え付けてあります。
調査依頼を行う際は、最低限必要な情報があります。
- 差出人の情報(封筒にどのように書いたか)
- 受取人の情報(封筒にどのように書いたか)
- 荷物の特徴(封筒の色など)
- 差し出し日時(ポスト投函した日時)
- 投函したポスト、または郵便局
それを元に、郵便物が通った経路を郵便局が調査します。
返答はすぐには分からないので、1週間〜2週間は待つ必要があります。
発送トラブル③専用箱を使わなかったため送れなかった
ゆうパケットプラスとゆうパケットポストを利用したときにあるトラブルです。
専用の箱があるものは、それを使わないと送ることができません。
ゆうパックやゆうパケットの外装はなんでも大丈夫です。
ゆうパケットプラスとポストは注意しましょう。
解決策【商品の内容を理解し、正規取り扱いを行う】
まずは、発送方法の内容を理解する必要があります。
ゆうパケットプラス
ゆうパケットプラスは厚さが7cmまでの荷物を発送できます。
料金は一律375円。
必ずゆうパケットプラス専用の箱を使用しなければいけません。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ゆうパケットポスト
ゆうパケットポストは専用の箱を利用する方法と、発送用シールを利用する方法があります。
どちらかを利用することで、郵便ポストに入る厚さの荷物(原則3cm)を郵便ポストから差し出すことが可能です。
送料は一律200円(メルカリの場合)です。
↓専用の箱を使用する場合はこちらの記事を参考に
↓発送用シールを使用する場合はこちらの記事を参考に
発送トラブル④相手の住所が変わっていて、荷物が返ってきた
これは完全に相手のミスです。
引っ越したけど、メルカリの登録情報を変更していなかったため、旧住所のまま発送になってしまった。
この場合、住所不明で戻ってきてしまいます。
発送側では対処できませんが、自分が受取人側で同じミスをしないよう対策を説明します。
解決策【転居届を出しておく】
郵便局には前に住んでいた住所に届いた郵便物や荷物を、1年間新しい住所に転送してくれる「転居届」というサービスがあります。
この転居届を出しておくことで、誤って前の住所に発送してしまったものも、自動的に転送になります。
引っ越した場合は必ず出してください。
おすすめ発送方法チェックツール
メルカリを利用する際に、どの発送方法がいいのか分からない。
窓口に持って行ったら、厚さが超過していた。
そんなトラブルを避けるためにチェックツールを作成しました。
↓画像をクリックすると、チェックツールのページに飛びますのでぜひ活用してください。
発送方法の種類や内容を理解することで、防げるトラブルも多くあります。
参考になれば嬉しいです。
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