※この記事は新料金(2024年10月1日以降)の郵便料金で表示しております。
こんにちは!元郵便局員のぽにさんです。
普通郵便(定形)の料金は今いくらか知っていますか?
普通の封筒だと84円だったかな?
正解は50gまでは110円です
2024年10月1日より郵便料金の改定がありました。
昔買った切手では料金が足りないかもしれません。
料金が変わったことを知らずに
84円切手を貼ってポストに出してしまった!
そんな経験のある方も多いでしょう。
実際に、郵便局にも問い合わせが多い事例の1つです。
そんな悩みにお答えします。
普通郵便の料金について確認したい方はこちらの記事を参考にしてください。
料金不足の郵便物はどうなるの?
郵便物はポストから集荷された後、取り集め郵便局を経由して配達郵便局に行きます。
その間、機械や人の目を通ります。
切手を少なく貼ってしまった場合、料金不足が発見された場所で取り扱いが変わります。
発見場所が「差出人」に近かった場合
料金不足の発見場所が差出人に近かった場合、差出人に返却します。
その際、郵便物に張り紙が貼られて戻ってきます。
この場合、既に貼ってある切手は、消印がなければ再度使えるため、不足分を貼り付けて再度差し出しを行いましょう。
発見場所が「受取人」に近かった場合
料金不足の発見場所が受取人に近かった場合、受取人に判断をお願いします。
郵便物と料金不足のはがきを、一緒に配達します。
料金不足のはがきには
①不足額を支払い、郵便物を受け取る
②郵便物を受け取らないで、差出人に戻す
2つの記載があります。
郵便物を受け取る場合は、料金不足のはがきに不足額の切手を貼って、郵便局またはポストに投函します。
不足額を払いたくない場合は、受け取らないを選択し、郵便物と一緒に郵便局またはポストに投函します。
郵便物は差出人に戻ります。
その場合、切手は消印がされているため再利用はできません。
差出人が記載されていない場合
差出人が記載されていない郵便物の場合、相手に届けるしかありません。
相手が受け取りを拒否した場合、差出人不明のため、郵便局で一時保管になります。
不着申告などの問い合わせが無い場合は、郵便局で郵便物を開封する場合があります。
それでも差出人が不明の場合、しばらく保管した後廃棄されます。
トラブル防止のため、差出人は記載するようにしましょう。
料金を足りなく貼ってしまった場合の対応
ポストに投函した後、料金不足に気づいた場合、どうすれば良いのか。
気づいた時間によって、行動が変わります。
ポストに投函してすぐ(集荷時間前)に気づいた場合
ポストに出してすぐ気づいた場合は、取り集めを行う郵便局に連絡してみましょう。
ポストに記載の集荷時間も確認し、取り集め前であれば同じです。
◯◯前のポストに切手を少なく貼って出してしまったんですが
一度問い合わせてみましょう。
窓口に行って「取戻し請求書」の記入が必要なケースが多いですが、対応してもらえます。
規定上、750円の料金がかかります。
が、運が良ければ無料で対応してもらえる場合もあります。
ポストに投函してから半日以上(集荷時間後)に気づいた場合
投函から半日以上時間が経っている場合、他の大量の郵便物と混ざっている可能性が高いため、以下の2つのパターンがあります。
諦める
先に説明したように、料金不足の場合、どの時点で郵便局が料金不足に気づくかによって変わりますが、自分に戻ってくる可能性もあります。
相手に届いた場合でも、不足分を相手に払ってもらえそうなのであれば、諦める選択をしていいでしょう。
取戻し請求をする(有料)
正規取扱になります。
配達前であれば、郵便局に備え付けの「取戻し請求書」を記入し、郵便物を戻してもらうことが可能です。
これには料金がかかります。
お届け先の配達郵便局に行ける場合は550円。
それ以外の郵便局の場合は750円です。
料金が高いですが、急いで郵便物を戻してほしい場合は、早めに請求しましょう。
まとめ
まずは料金を間違えないことが一番です。
近年でも数回料金が変更となっているため、間違いやすくなっているので注意しましょう。
郵便局のホームページで確認できますし、不安であれば直接郵便局に問い合わせてください。
それでも切手を少なくはってしまった場合、早めの行動が大切です。
相手に届く前に行動しましょう。
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