ゆうパックで生き物を送る方法|普通郵便で送付は可能?元郵便局員が解説

生きた動物の送り方 国内へ発送
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こんにちは!元郵便局員のぽにさんです。

定期的に郵便を出しに来るおじさんがいました。

とある会社員
とある会社員

これ普通郵便でお願いします

今回は少し厚みのある大きめの茶封筒。

封筒の端に切り込みが入っています。

ぽにさん
ぽにさん

中身は何なんだろう?

と、疑問に思い聞いてみました。

すると

とある会社員
とある会社員

あぁ、中身は鈴虫だよ

ぽにさん
ぽにさん

!!!!!!!

切り込みから中を見させてもらうと、透明な箱に入った黒い動く物体が見えました(笑)

切り込みは鈴虫が酸欠にならないように開けていたそうです。

生き物を引き受けるのは初めての経験だったため、社内規定などを調べました。

結果、今回は引き受けは可能と判断。

普通郵便で昆虫を送る場合の条件

・昆虫が容器から脱出できないようしっかり梱包
・糞などで他の郵便物に被害を与えないように梱包
・逆さま厳禁などの取り扱いがないため、上下逆、傾けても大丈夫なもの

他の郵便物に被害を与えない場合にのみ引き受け可能です。

しかし、できれば普通郵便で出すのは避けてください。

断られるケースも多いですし、取扱注意の扱いがないのでおすすめしません。

生きた動物を送る場合はゆうパックで出しましょう。

その後もたまに「カブトムシ」や「メダカ」を送りたいと問い合わせを受けることがありました。

大手運送会社を確認すると、生きた動物を送れるのは、基本的にゆうパックのみ。

ゆうパックで送る場合でも、いくつかの条件を満たす必要があります。

今回は、ゆうパックで生きた動物を送る方法と、注意点について解説します。

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ゆうパックで生きた動物を送る条件

ゆうパックで生きた動物を送る場合、以下の条件を満たす必要があります。

生きた動物だからといって、特別な取り扱いを行うわけではありません。

条件をよく確認し、輸送に耐えられる場合のみ送るようにしましょう。

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送ることができる生きた動物の例

前項の条件を満たし、しっかり梱包した場合、送ることができる生きた動物の例をあげてみます。

種類動物
魚介類伊勢エビ、活車エビ、活鯛、活毛カニ、あわび、かき、帆立貝、金魚
は虫類すっぽん、かめ、とかげ
昆虫類カブトムシ、クワガタ、キリギリス、鈴虫
鳥類近距離宛ての小型の鳥類のみ可能

日本郵便のホームページに記載されています。

一例なので、似た生き物も送ることが可能です。

哺乳類は送ることができません。

送る際は次の注意事項もしっかり確認してください。

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送る際の注意事項

生きた動物を送る際は、トラブル防止のため、以下の注意事項を確認しましょう。

品名欄の記載方法

ゆうパックラベルの品名欄に、内容品をしっかり記載しましょう。

「生き物」や「動物」ではダメです。

品名欄には以下の内容を記載してください。
・「生きた動物」の文字
・詳細な品種→(「カメ」だけではダメ)
・数量(概数で可)

詳細な品種については次の項目で解説します。

取扱注意欄にも◯をつけましょう。

「なまもの」にも◯を付けることをおすすめします。
※なまものは冷蔵扱いではありません。

差し出す際に、不在等で配達できない場合の対応を聞かれる場合があります。

生き物なので不在にならないよう、時間帯を指定して差し出しましょう。

天然記念物やワシントン条約に該当する生き物

天然記念物やワシントン条約に該当する生き物は、法令により引き受けしてもらえません。

内容品に詳細な品種の記載が必要なのはこのためです。

「カメ」や「昆虫」では品種がわからず不十分なんです。

必ず詳細な品種を書いてください。
・カメ→×
・リクガメ→×
・ケヅメリクガメ→◯

梱包状態の確認

梱包には特に注意が必要です。

万が一内装が破損した場合でも、他の荷物に影響を与えないように梱包する必要があります。

種類ごとに以下の内容を確認してください。

魚介類
水分が外に漏れないように、適当な容器に収め、内装が破損しても漏出物を完全に吸収できる材料を詰めること

は虫類
中の動物が外に出ないように、適当な容器に収め、排泄物を完全に吸収できる材料を詰めること

昆虫類
虫かごや缶、びんなど、中の動物が外に出ないように適当な容器に収め、排泄物を完全に吸収できる材料を詰めること

配達が遅れる可能性

送り先が航空搭載地域の場合、一般のゆうパックと異なり、飛行機のスペースが限られます。

場合によっては配達が遅れる可能性があります。

陸送地域は通常通りですが、交通状況などで遅れる可能性もあるため、考慮して送る必要があります。

まとめ

生きた動物を送る方法について解説しました。

ゆうパックで生きた動物を送ることは可能ですが、細心の注意が必要です。

取り扱いを守らないと、他の荷物に影響が出てしまったり、配達が遅れて生き物の命が危険にさらされてしまいます。

取り扱いをしっかり確認して送るようにしましょう。

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